徐葆光が見た琉球 〜冊封と琉球〜

300年前の幻の書が、東洋の宝石、美徳と不老の憧憬の邦を描く!

出演者

徐葆光研究家

鄔揚華(う・やんふぁ)

中国上海市出身。ナビゲーターとして蘇州市では自ら発見した徐葆光の墓跡などを案内、県内では漢詩に詠まれた場所を訪れる。徐葆光の幻の書といわれた、奉使琉球詩全3巻中の2巻、『舶中集』『舶後集』を中国で発見。本作品の原作ともいえる『舶中集』を日本語で解説した『徐葆光・奉使琉球詩「舶中集」詳解』を出版した。琉球国王が冊封使をもてなした宮廷料理・冊封(御冠船)料理を2012年12月に復元。中国国家料理人らを主導して本作品の食文化の再現映像に収めた。

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琉球大学名誉教授 歴史研究家・文学博士

高良倉吉

徐葆光の生きた時代の、琉球と日本と中国の関係などについて時代背景について語る。

医学博士

原田禹雄

沖縄でハンセン氏病の治療を行っていた当時、徐葆光が記した『中山傳信 録』を日本語に翻訳。徐葆光が後世に残した仕事について、熱い想いを語る。

西大学院学院長

西大八重子

琉球の宮廷料理の研究、復元を行っている立場から、徐葆光たち冊封使 たちの食べた料理について、どのように伝わり、変化して行ったのかを語る。

沖縄調理師専門学校 校長

安次富順子

中国から伝わり、琉球で発展していった御菓子について語る。同時に日本 の和菓子を元にした水山吹(みずやまぶき)などを紹介。

国指定重要無形文化財琉球舞踊保持者 舞踊家

又吉靜枝

「中山傳信録」などから徐葆光の見た《中秋之宴》の舞台の再現に挑んで いる。今回は映画のために《中秋之宴》で踊られた舞踊と、《重陽之宴》 で踊られた天孫太平歌を再現。

琉球王府神歌(おもろ)継承 十五代

安仁屋眞昭

実際に徐葆光の時代に、おもろを歌った人物の子孫にあたり、今回の舞台 の復元でも、おもろを披露する。その内容についても解説。

国指定重要無形文化財「組踊主方」保持者

宮城能鳳

復元された組踊を担当。その内容、衣装、舞台について、当時と現代の違 いを語る。